“関所”のいろいろな読み方と例文
旧字:關所
読み方割合
せきしょ75.0%
せきじょ12.5%
バリアー12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵士が笑って、銃剣じゅうけんさきで蛇をつっかけて、堤外ていがいほうり出した。無事にこの関所せきしょも越して、彼は母と姉と嘻々ききとして堤を歩んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
すべり下りると、そこには一つの関所せきじょがある。重い回転扉のはまった球形きゅうけいの大きい洞穴どうけつみたいな部屋だ。つまりこの部屋は、空気の関所だ。それより奥は、空気がいのだ、手前の方は空気が薄い。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大北極の氷群、すなわち捕鯨者のいわゆる「関所バリアー」のはしに位してはいるが、どんな風でも北さえ吹けば、われわれの周囲の氷を粉砕して、われわれを助けてくれることになる。