“せきしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
関所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに村の入り口の関所せきしょとあだ名のあるよろずやのおかみさんときたら、岬の村へくるほどの人は、だれよりも先にじぶんが見る権利けんりがある、とでもいうように
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
かぜが中へきこんでてはいけないぞといっててた関所せきしょであるはずなのに、どうしてこんなにとおみちもふさがるほど、山桜やまざくらはながたくさんりかかるのであろう。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
鎖藩さはんの政略は、日本全州に行われ、函嶺かんれい関所せきしょを通行するの難きは、仏人がアルサス、ローレンズを通行するの難きよりも難く、年々歳々東西南北の諸大名が、その行列供連ともづれして
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)