“関所札”の読み方と例文
読み方割合
せきしょふだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくしはそのまえに、富士川ふじがわをくだって、東海道から京へでる関所札せきしょふだをあげておきましたが、その道へ向かったかどうかわかりませぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは四国、山陽などの足利方の水軍の間に用いられているらしい水路の関所札せきしょふだ——つまり船鑑札ふなかんさつであり、黒肉の割印わりいんに加えて、足利直義ただよし花押かきはんもまたあざらかといってよかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おかくしなさいまし、ここに関所札せきしょふだもありますから……
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)