“花押”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かきはん51.6%
かおう38.7%
くわあふ6.5%
ごはん3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“花押”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 金工芸50.0%
哲学 > キリスト教 > 聖書16.7%
文学 > フランス文学 > 評論 エッセイ 随筆14.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ひどく目立ったD——の花押かきはんのある、大きな黒い封印があって、細かな女の筆蹟でD——大臣へ宛てたものだった。
だが、署名は尊氏ではなく、左馬頭さまのかみとあり、すなわち弟直義ただよし花押かきはんだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
螺鈿らでん細工をする職人が、青貝の細片をたしかめるように、極めて念入りに読み、特に署名の文字と花押かおうとをよくしらべた。
最近一世紀以来のすべての専制君主とすべての反逆人とは皆、不可変更のポーランド分割調書を作り、確認し、署名し、花押かおうしたのである。
「徳右衞門は千兩箱を五つとも開けて、上側をザクザクすくひ上げて見せたらう。あの小判が、皆んな後藤ごとうの書き判(花押くわあふ)のある表側だつたことをお前は知つて居るか」
で、延珸の手へ託しては置いたが、金高ものでもあり、口が遠くて長くなる間に、何様な事が起らぬとも限らぬと思つたので、そこで中〻ウッカリして居ぬ男なので、其幅の知れないところへ予じめ自分の花押くわあふを記して置いて、勿論延珸にも其事は秘して居つたのである。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「ご一筆、花押ごはんをねがわしゅうぞんじますが」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)