“かおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
花押61.9%
華押14.3%
可翁4.8%
嘉応4.8%
禍殃4.8%
花王4.8%
花翁4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近一世紀以来のすべての専制君主とすべての反逆人とは皆、不可変更のポーランド分割調書を作り、確認し、署名し、花押かおうしたのである。
興津弥五右衛門景吉華押かおう
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それから邦人の如雪、芸阿弥げいあみ相阿弥そうあみ可翁かおう、黙庵、雪舟、雪村、あたりの東山時代の茶の湯以後の諸作を思いうかべてみると、そのどこかに、武蔵の画との共通がある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嘉応かおう元年七月十六日、後白河院が出家された。といっても、今まで通り、政務は、続けられていたから、別に変りはなかった。
れ遠謀禍殃かおうを招くをいかん 牆辺しようへん耳あり隄防を欠く 塚中血は化す千年みどりなり 九外屍は留む三日香ばし 此老しろうの忠心皦日きようじつの如し 阿誰あすい貞節りんとして秋霜 た知る泉下遺憾無きを ひつぎ
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
中国では、牡丹ぼたん百花ひゃっかのうちで第一だから、これを花王かおうとなえた。さらに富貴花ふうきか天香国色てんこうこくしょく花神かしんなどの名が呼ばれている。そう欧陽修おうようしゅうの『洛陽牡丹らくようぼたんの記』は有名なものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
露滴ろてき派、道雪どうせつ派、花翁かおう派、雪荷せっか派、本心ほんしん派、道怡どうたい派の六派に別れ
日置流系図 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)