其幅の知れないところへ予じめ自分の花押を記して置いて、勿論延珸にも其事は秘して居つたのである。
“花押”の意味
《名詞》
主に古文書で、文書が他の人でなくその本人が発行したものであることを示すために書かれた、図案化した署名。日本政府の閣議における閣僚署名においても慣習的に用いられている。
(出典:Wiktionary)
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“花押”の解説
花押(かおう)は、自署の代わりに用いられる記号もしくは符合であって、その起源は直筆の草書体にある。草書体の自署を草名(そうみょう)とよび、草名の筆順、形状がとうてい普通の文字とは見なしえない特殊性を帯びたものを花押という。このような筆順、形状の特殊化は、自署する主体が独自の自署をもとうとする意識的記載行為の結果である。
(出典:Wikipedia)
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