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嘻々
ふりがな文庫
“嘻々”の読み方と例文
読み方
割合
きき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きき
(逆引き)
もとより雛のお客のもてなしは、
侍
(
かしず
)
く女たちがすべてするのであったが、秀吉は彼女たちが
嘻々
(
きき
)
として離れないほど
歓
(
よろこ
)
んで見せた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵士が笑って、
銃剣
(
じゅうけん
)
の
先
(
さき
)
で蛇をつっかけて、
堤外
(
ていがい
)
に
抛
(
ほう
)
り出した。無事に
此
(
この
)
関所
(
せきしょ
)
も越して、彼は母と姉と
嘻々
(
きき
)
として堤を歩んだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
レオンハルトは今や
嘻々
(
きき
)
として、自分の聖なる
棲木
(
とまりぎ
)
の上から見おろした世界の美と調和とを述べたてていた。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
嘻々(きき)の例文をもっと
(14作品)
見る
嘻
部首:⼝
15画
々
3画
“嘻”で始まる語句
嘻
嘻戯
嘻戲
“嘻々”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
ロマン・ロラン
徳冨蘆花
吉川英治
高村光太郎
岡本かの子
田中貢太郎