“みなと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミナト
語句割合
53.0%
34.8%
水門8.3%
水戸1.5%
海門0.8%
港内0.8%
貿易港0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津浪つなみとはなみすなはみなとあらはれる大津浪おほつなみであつて、暴風ぼうふうなど氣象上きしようじよう變調へんちようからおこることもあるが、もつとおそろしいのは地震津浪ぢしんつなみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これはみなと川へのぞむ前のあのかなしい諦観ていかんと苦憂の半ばにあって、ただ永劫えいごうへかけての和と人の善智とを信じようとしていた当時の正成を
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれその水門に名づけて和那美わなみ水門みなとといふなり。またその鳥を見たまへば、物言はむと思ほして、思ほすがごと言ひたまふ事なかりき。
水戸みなとの神の子孫のクシヤタマの神を料理役として御馳走をさし上げた時に、咒言を唱えてクシヤタマの神がになつて海底に入つて、底の埴土はにつちわえ出て澤山の神聖なお皿を作つて
北海ほくかい新潟にひがた海門みなとにおつる大河だいが阿加あか川と千曲ちくま川と也。
三度目か四度目に市庁坂を下りる時、渠は辷るまいと大事を取つて運んで居た足を不図留めて、広々とした港内みなとの夜色を見渡した。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
何國いづくかの貿易港みなと漂着へうちやくするとか、兎角とかくして救助きゆうじよられぬこともあるまいとかんがへたのである。