港内みなと)” の例文
三度目か四度目に市庁坂を下りる時、渠は辷るまいと大事を取つて運んで居た足を不図留めて、広々とした港内みなとの夜色を見渡した。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)