“大河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいが31.9%
おおかわ25.5%
おほかは19.1%
たいか10.6%
だいが10.6%
おおかは2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千葉(ちば)、埼玉(さいたま)、あの大河(たいが)の流域(りうゐき)を辿(たど)る旅人(たびびと)は、時々(とき/″\)、否(いや)、毎日(まいにち)一(ひと)ツ二(ふた)ツは度々(たび/″\)此(こ)の水(みづ)に出會(でつくは)します。此(これ)を利根(とね)の忘(わす)れ沼(ぬま)、忘(わす)れ水(みづ)と呼(よ)んで居(ゐ)る。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
大河(おおかわ)にかかっている鉄橋(てっきょう)の根(ね)もとが腐(くさ)れていたのをこのごろ発見(はっけん)した。白(しろ)い影(かげ)が線路(せんろ)の上(うえ)を歩(ある)いていたのは、それを注意(ちゅうい)するためだった。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其(そ)の向(むか)うは、鰐(わに)の泳(およ)ぐ、可恐(おそろし)い大河(おほかは)よ。……水上(みなかみ)は幾千里(いくせんり)だか分(わか)らない、天竺(てんぢく)のね、流沙河(りうさがは)の末(すゑ)だとさ、河幅(かははゞ)が三里(り)の上(うへ)、深(ふか)さは何百尋(なんびやくひろ)か分(わか)りません。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
渡良瀬川(わたらせがわ)の利根川に合(がっ)するあたりは、ひろびろとしてまことに阪東(ばんどう)太郎の名にそむかぬほど大河(たいか)のおもむきをなしていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
ボオル大河(だいが)の上で初めて飛んで居る燕を見た。木(こ)の間(ま)に湖が見えて其(その)廻りを囲んだ村などが画(ゑ)の様である。露西亜(ロシア)字で書いた駅の名は固(もと)より私に読まれない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
大河(おおかは)の、その鉄橋の上方に、空はぼんやりと石盤色であるのです。