“幾千里”の読み方と例文
読み方割合
いくせんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の向うは、わにの泳ぐ、可恐おそろし大河おおかわよ。……水上みなかみ幾千里いくせんりだか分らない、天竺てんじくのね、流沙河りゅうさがわすえだとさ、河幅が三里の上、深さは何百尋なんびゃくひろか分りません。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それより二隻にせきあひならんで、海原うなばらとう幾千里いくせんりやがて、芙蓉ふえうみね朝日あさひかげのぞまでの、壯快さうくわいなる想像さうぞうむねえがき、れては、海風かいふうおだやかなる艦橋かんけうのほとり、濱島武文はまじまたけぶみ春枝夫人等はるえふじんらあひかたつて
むかうは、わにおよぐ、可恐おそろし大河おほかはよ。……水上みなかみ幾千里いくせんりだかわからない、天竺てんぢくのね、流沙河りうさがはすゑだとさ、河幅かははゞが三うへふかさは何百尋なんびやくひろわかりません。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)