“海原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなばら90.2%
うなのはら3.3%
うのはら1.6%
うみはら1.6%
かいばら1.6%
わだつみ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ波頭なみがしらしろえるかとおもうとえたりして、渺茫びょうぼうとした海原うなばらいくまんしろいうさぎのれがけまわっているようにおもわれました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
海原うなのはらはえらさじ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大君おほきみみことかしこみいそ海原うのはらわたる父母ちちははきて 〔巻二十・四三二八〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
……あたし、兄と一緒に、ずっと海原うみはら先生に見ていただいて居りました。まだ、ほんのもの真似ですけど。……いちど、『栃の花』というのを出品したことがありました
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
六条ろくじょう 千春ちはる 平河ひらかわみね子 辰巳たつみ 鈴子すずこ 歌島かしま 定子さだこ やなぎ ちどり 小林こばやし 翠子すいこ 香川かがわ 桃代ももよ 三条さんじょう 健子たけこ 海原かいばら真帆子まほこ くれない 黄世子きよこ
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その——常在寺裏の林は、まるで荒れ狂う海原わだつみだった。木々のうなり、草のうそぶき、耳も眼も、奪われてしまう。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)