“うなばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海原96.5%
1.8%
海面1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直ちに海原うなばらくぐるよう、砂山を下りて浜に出て、たちまち荒海をぎ分けて、飛ぶかもめよりなお高く、見果てぬ雲に隠るるので。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大国主神おおくにぬしのかみが海岸に立って憂慮しておられたときに「うなばらてらしてり来る神あり」
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
間もなく近藤は思いあきらめたように、ぐったりした視線を遠い海面うなばらに放ったままつぶやいた。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)