“海面”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うなづら33.3%
うみづら26.7%
かいめん16.7%
うなも6.7%
うなばら3.3%
うへ3.3%
うみ3.3%
うみずら3.3%
みのも3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“海面”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 地球科学・地学 > 地震学(児童)100.0%
産業 > 林業 > 林業(児童)100.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学7.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
二人ふたりはしばし黙して語らず。江の島のかたよりで来たりし白帆しらほ一つ、海面うなづらをすべり行く。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
もやが分れて、海面うなづらこつとしてそびえ立った、いわつづきの見上ぐる上。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この時岩かどにとまりいたる兀鷹はげたか空を舞い、矢のごとく海面うみづらり魚を捕えたちさる。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
夕凪ゆうなぎ海面うみづらをわたりてこの声の脈ゆるやかに波紋を描きつつ消えゆくとぞみえし。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
眼下がんかおろす子ープルスわんかゞみのやうな海面かいめんうかんで、ふね
絶息ぜつそくするほどでもなく、ふたゝ海面かいめんうかでゝ、いのちかぎりにおよいでると
其処そこへ立つと、海面うなもから吹渡る潮風が、まともにあたって、真夏の夜だというのに、ウソ寒くさえ感じられた。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
海岸開きの花火は、原色に澄切った蒼空あおぞらの中に、ぽかり、ぽかりと、夢のような一かたまりずつの煙りを残して海面うなもに流れる。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
間もなく近藤は思いあきらめたように、ぐったりした視線を遠い海面うなばらに放ったままつぶやいた。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
みだれる海流ながれのとほくかすか 海面うへをかへる土用の波のうたである
すらんらん集 (新字旧仮名) / 仲村渠(著)
——海面うみに浮いて、空を、じつと眺めてゐると、無念無想、蒼空おほぞらの大きく無限なることをしみ/″\とおもふ——
(旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
「その霧が問題だよ。こう、ずーっと海面うみずらを這えば雨、空せえ上れば天気と、そう、まあきまったもんだが、なあに、今日は大丈夫、今に見ていてごらんなせえ、霧が上へ上へとあがって、鳥の飛んでるのが見えてくるから……。浜に鳥が群れていれば、沖へさかながついていると、そういうわけだよ。」
初秋海浜記 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
凡太は腕を拱いて空間を凝視してゐたが、やがて波のじつとりと落ちた広い広い海原に、倉皇と海面みのもを走る遥かな落日を、その皮膚にすぐ近くひたひたと感じはぢめてゐた。
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)