海面かいめん)” の例文
これは、なつ晩方ばんがた海面かいめんへ、たれさがるくものように、みずみずとして、うつくしかったので、こんどは、がそのほううばわれてしまいました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大佐たいさいへは、海面かいめんより數百尺すひやくしやくたか斷崖だんがいうへたてられ、まへはてしなき印度洋インドやうめんし、うしろ美麗びれいなる椰子やしはやしおほはれてる。
向うに見える太い鉄管てっかんは、海面かいめんすれすれまで下りている。重い毒瓦斯は、あの方へ排気はいきするんだ。風下はベンガルわんだ。
そしてただ、くろ海面かいめんを、あとから、あとから、走ってくる白いなみと、いつやむともわからないつよい風とが、いのきちたちの心をひきさらっていた。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
伊豆南方いづなんぽう洋底ようてい航海中こうかいちゆう船舶せんぱく水柱みづばしら望見ぼうけんし、あるひ鳴動めいどうともなつて黒煙くろけむりのあがるのをることもあり、附近ふきん海面かいめん輕石かるいしうかんでゐるのに出會であふこともある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
富士山ふじさんはほとんど海面かいめんからそびえつてゐるとてもよいのですが、しかし、やまによつてはじめから土臺どだいたかいところでは、山麓さんろく草原くさはらがなく、ふもとからすぐに喬木きようぼくはやしることも出來できませうし
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
武村兵曹たけむらへいそう眼中がんちう無念むねんなみだうかべて、いま多少たせう仇浪あだなみ立騷たちさわいで海面かいめんにらんでる。日出雄少年ひでをせうねんはいと/\かなさう
同教授どうきようじゆ計算けいさんによると、火口かこうから打出うちだされてから山麓さんろくあるひ海面かいめん到達とうたつして靜止せいしするまでの平均へいきんはやさは、毎秒まいびよう二十米以上にじゆうめーとるいじようであつて、最大さいだい毎秒まいびよう百五十米ひやくごじゆうめーとるにもおよ
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
わたくしまど硝子越がらすごしに海面かいめんながめると、星影ほしかげあわ波上はじやうには、一二そうさびうかんで小端艇せうたんていほかには、この大海原おほうなばらわたるともゆべき一艘いつそうふねもなかつた。
この山津浪やまつなみみなもと根府川ねぶがは溪流けいりゆう西にしさかのぼること六粁ろくきろめーとる海面かいめんからのたかおよ五百米ごひやくめーとるところにあつたが、實際じつさい數箇所すうかしよからの崩壞物ほうかいぶつ一緒いつしよ集合しゆうごうしたものらしく、其分量そのぶんりよう百五十米立方ひやくごじゆうめーとるりつぽう推算すいさんせられた
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)