“星影”の読み方と例文
読み方割合
ほしかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつしか、ひとづかぬうちに、天気模様てんきもようはがらりとわっていました。くらそらは、ただ一つの星影ほしかげだに、にとまらなかった。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)
天空そらには星影ほしかげてん、二てんた三てんかぜしてなみくろく、ふね秒一秒べういちべうと、阿鼻叫喚あびけうくわんひゞきせて、印度洋インドやう海底かいていしづんでくのである。
指さすかたをみると、なるほど、滝の水明かりと、ほのかな星影ほしかげの光をあびて、孤岩こがんの上に立っている白い道士どうしころもがみえる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)