“富士山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじさん81.3%
ふじさま6.3%
ふじやま6.3%
フジヤマ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裾野すそのけむりながなびき、小松原こまつばらもやひろながれて、夕暮ゆふぐれまくさら富士山ふじさんひらとき白妙しろたへあふぐなる前髮まへがみきよ夫人ふじんあり。ひぢかるまどる。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そりや眺望ながめというても池一つあるぢやござらぬ、わずかばかりのちがいでなう、三島はお富士山ふじさまの名所ぢやに、此処ここ一目千里ひとめせんりの原なれど、何が邪魔じゃまをするか見えませぬ、其れぢやもの
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ソレで文久三、四年の頃、富士山ふじやまと云う船が一艘出来て来て、そのあたいは四十万弗。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
富士山フジヤマだの桜だのってね。そこへ、『シャッテン・デス・ヨシワラ』に出られちゃ、顔がつぶれるっていうわけさ、被害甚大ってわけさ。まさか見るな、とも云えまいしね。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)