“富士詣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじまいり50.0%
ふじまう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏蚕なつごう家はないが、秋蚕を飼う家は沢山たくさんある。秋蚕を飼えば、八月はまだせわしい月だ。然し秋蚕のまだ忙しくならぬすきねらって、富士詣ふじまいり、大山詣、江の島鎌倉の見物をして来る者も少くない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
富士詣ふじまうでの下向げかうみぎり駕籠坂かごさかたうげにて始めて出會であひなんぢしなんと云を不便ふびんに思ひ連戻つれもどり我が宿に差置六七年やしなおきし中其恩義をわすれ我が女房と密通みつつうなし此條七を追出し田地家屋敷やしき家財迄かざいまでうばひ取んと謀計はかり白鳥はくてう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)