“富士煙”の読み方と例文
読み方割合
ふじのけぶり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六十一種といふ名香の中に、紅塵、富士煙ふじのけぶりなどは名からして煙つてゐる。一字の月、卓、花は何と近代の新感情を盛ることか。ことに隣家りんかにいたつては、秋深うして思ひ切なるものがある。
香ひの狩猟者 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)