“望見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうけん80.0%
のぞみみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この塔こそはヘクザ館の名物で、山岳地帯にそびえる古塔は、森林のなかに屹立きつりつして、十里四方から望見ぼうけんされるという。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これをいちいちつぶさな思考にただして望見ぼうけんしていたら、到底、手の下しようもない千波万波というほかはない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その手を摩払すりはらひつつ窓より首をいだして、停車場ステエションかたをば、求むるものありげに望見のぞみみたりしが、やがてあゐの如き晩霽ばんせいの空を仰ぎて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)