“望外”の読み方と例文
読み方割合
ぼうがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身心流暢りゅうちょうして苦学もまた楽しく、したがって教えしたがって学び、学業の上達すること、世人の望外ぼうがいに出ず。その得、三なり。
しかも、その家へ呼ばれて御馳走ごちそうになったり、二三日間朝から晩まで懇切に連れて歩いて貰ったり、昔日せきじつ紛議ふんぎを忘れて、旧歓きゅうかんを暖める事ができたのは望外ぼうがい仕合しあわせである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
先生すみやか肯諾こうだくせられ、わずか一日にして左のごとくの高序こうじょたまわりたるは、実に予の望外ぼうがいなり。