“うみづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海面88.9%
湖面11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時岩かどにとまりいたる兀鷹はげたか空を舞い、矢のごとく海面うみづらり魚を捕えたちさる。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
七月の陽が、海面うみづらをもくばかり高くなった頃、淡の輪の海上は黒煙くろけむりにみちていた。毛利方の船はほとんどといってよいほど焼き沈められた。風浪がつよい日なので、炎は高く壮観をきわめた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唄ってしまうと甚太郎は、何んの屈託もなさそうにキョロッとした眼をとほんと据えて、まじまじと湖面うみづらを眺めたが
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)