“こめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湖面62.5%
古面12.5%
狐面12.5%
顧盻12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくほどにかすみはだんだん深くなりました。そして湖の岸の土手どてまでいくと、湖面こめんはまるでゆめを見ているように、とろんとかすんでいました。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
私は古面こめん展覧会で鎌倉期の、だれだかの作で、笑った女の面が、眼も鼻もなく、顔の真中につぼまって、お出額でこと、頬っぺたと、大きなあごに埋まってしまって、鼻の穴だけが竪に上をむいた
その六階の露台に敷布団マトラを敷き、半裸体に引きむかれた狐面こめん痩躯そうくの東洋人コン吉が、隆々たる筋肉を西北の寒風に吹かせ、前後不覚にわなわなと震えながら
探検一行二十七名上越国界を定むとしよす、しばらく休憩きうけいをなして或は測量そくりやうし或は地図ちづゑがき、各幽微いうび闡明せんめいにす、且つ風光の壮絶さうぜつなるに眩惑げんわくせられ、左右顧盻こめんるにしのびず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)