“幽微”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いうび33.3%
かすか33.3%
ゆうび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
探検一行二十七名上越国界を定むとしよす、しばらく休憩きうけいをなして或は測量そくりやうし或は地図ちづゑがき、各幽微いうび闡明せんめいにす、且つ風光の壮絶さうぜつなるに眩惑げんわくせられ、左右顧盻こめんるにしのびず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
無い縁は是非が無いで今に至ったが、天のこころというものはさて測られないものではあると、なんとなく神さまにでもたよりたいような幽微かすかな感じを起したりするばかりだった。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
至急の急は則ち性慾をほしいままにするの一事にして、其方法に陰あり陽あり、幽微ゆうびなるあり顕明けんめいなるあり、所謂浮気者は人目も憚らずして遊廓に狂い芸妓に戯れ、醜体百出ひゃくしゅつ人面獣行にんめんじゅうこう
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)