“ふりむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振向89.4%
振顧4.3%
顧盻4.3%
顧向2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
痴人ばかめ!』女王樣ぢよわうさま焦心ぢれッたさうに御自身ごじしんあたましてまをされました、それからあいちやんに振向ふりむいて、『なんまをぢや?子供こども
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
彼はこまかく切ったその紙片を、さいなりに筋をひいて紙のうえにならべていながら、振顧ふりむきもしないで応えた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
俺の方では一度取損とりそくなつたは二度と顧盻ふりむかんもんだ。イヤハヤ犬にだもかずといふべしだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
その時ジャネットが彼を顧向ふりむいて夫人との間の話に合図を打たせようと身体を寄せて言った。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)