トップ
>
ふりかえ
ふりがな文庫
“ふりかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
振返
47.9%
振顧
22.9%
振反
8.3%
顧
8.3%
揮返
4.2%
回首
2.1%
振廻
2.1%
顧盻
2.1%
顧眄
2.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振返
(逆引き)
けたたましき
跫音
(
あしおと
)
して
鷲掴
(
わしづかみ
)
に
襟
(
えり
)
を
掴
(
つか
)
むものあり。あなやと
振返
(
ふりかえ
)
ればわが
家
(
いえ
)
の
後見
(
うしろみ
)
せる
奈四郎
(
なしろう
)
といへる
力
(
ちから
)
逞
(
たく
)
ましき叔父の、
凄
(
すさ
)
まじき
気色
(
けしき
)
して
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ふりかえ(振返)の例文をもっと
(23作品)
見る
振顧
(逆引き)
鶴さんは先へ立って、近所隣をさっさと小半町も歩いてから
振顧
(
ふりかえ
)
ったが、お島はクレーム色のパラソルに
面
(
おもて
)
を隠して、
長襦袢
(
ながじゅばん
)
の
裾
(
すそ
)
をひらひらさせながら、足早に追ついて来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ふりかえ(振顧)の例文をもっと
(11作品)
見る
振反
(逆引き)
吃驚
(
びっくり
)
して
振反
(
ふりかえ
)
ると、下女の松めが
何時
(
いつ
)
戻ったのか、
見
(
み
)
ともない
面
(
つら
)
を
罅裂
(
えみわれ
)
そうに
莞爾
(
にこ
)
つかせて立ってやがる。私は
余程
(
よっぽど
)
飛蒐
(
とびかか
)
って横面をグワンと
殴曲
(
はりま
)
げてやろうかと思った。腹が立って腹が立って……
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ふりかえ(振反)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
顧
(逆引き)
疑いつつ
顧
(
ふりかえ
)
りゆくと、ふとこの辺の様子を横浜の景色らしく思い
紛
(
まぎ
)
らさしめる魔力をその塔の影は持っていた。少年がよく話の中に出して来る清魂丹の大時計というのはこれなのか。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ふりかえ(顧)の例文をもっと
(4作品)
見る
揮返
(逆引き)
と、女は
背後
(
うしろ
)
を
揮返
(
ふりかえ
)
って白い
姝
(
きれい
)
な顔を見せた。彼はまたはしたない
己
(
おのれ
)
の姿に気が
注
(
つ
)
いたのでちょっと立ちどまった。
赤い花
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ふりかえ(揮返)の例文をもっと
(2作品)
見る
回首
(逆引き)
デモ土蔵の白壁はさすがに
白
(
しろい
)
だけに、見透かせば見透かされる……サッと
軒端
(
のきば
)
近くに羽音がする、
回首
(
ふりかえ
)
ッて観る……何も
眼
(
まなこ
)
に
遮
(
さえぎ
)
るものとてはなく、
唯
(
ただ
)
もう
薄闇
(
うすぐら
)
い
而已
(
のみ
)
。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ふりかえ(回首)の例文をもっと
(1作品)
見る
振廻
(逆引き)
エストニアの伝説に、
樵夫
(
きこり
)
二人林中で蛇をあまた殺し行くと、ついに蛇の
大団堆
(
おおかたまり
)
に逢い、逃ぐるを金冠戴ける蛇王が追い
去
(
はし
)
る。一人
振廻
(
ふりかえ
)
り斧でその頭を打つと、蛇王金塊となった。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ふりかえ(振廻)の例文をもっと
(1作品)
見る
顧盻
(逆引き)
ドコの百姓が下らぬ低級の落語に見っともない大声を出して笑うのかと、
顧盻
(
ふりかえ
)
って見ると諸方の演説会で見覚えの島田沼南であった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
ふりかえ(顧盻)の例文をもっと
(1作品)
見る
顧眄
(逆引き)
そこで足をゆるめると、老人も足をゆるめて、
後
(
うしろ
)
の方を
顧眄
(
ふりかえ
)
ってきょときょととしたが、その
態
(
さま
)
が如何にも人間らしくないので、又追っかけた。
虎杖採り
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ふりかえ(顧眄)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
ふりかへ
みかえ
ふりむ
ふりかい
ふりま
ふりまは
みえ
ふれまわ
ふりか
ふりかえっ