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顧
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ふりかえ
ふりがな文庫
“
顧
(
ふりかえ
)” の例文
後
(
しりえ
)
を
顧
(
ふりかえ
)
りて見れば、真白なる
猟犬
(
かりいぬ
)
の、われを噛まんと
身構
(
みがまえ
)
たるに、黄金丸も少し
焦燥
(
いら
)
つて
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
疑いつつ
顧
(
ふりかえ
)
りゆくと、ふとこの辺の様子を横浜の景色らしく思い
紛
(
まぎ
)
らさしめる魔力をその塔の影は持っていた。少年がよく話の中に出して来る清魂丹の大時計というのはこれなのか。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
纜
(
ともづな
)
を解きかけていた
眠元朗
(
みんげんろう
)
は、渚にいる娘の方を
顧
(
ふりかえ
)
った。
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
母は眼は少し窪んでいましたが
瓜実顔
(
うりざねがお
)
に肉附きのよい美人で、その当時はやりの花月巻というのを結って黒襟の小紋
縮緬
(
ちりめん
)
の
袷
(
あわせ
)
でも着たら品もあり仇っぽくもあり、誰でもみな
顧
(
ふりかえ
)
りました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
わたくしは
顧
(
ふりかえ
)
るのを何度、我慢したか知れません。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“顧”の解説
顧(こ)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の93番目。
(出典:Wikipedia)
顧
常用漢字
中学
部首:⾴
21画
“顧”を含む語句
顧盻
顧客
顧眄
回顧
顧慮
振顧
相顧
後顧
一顧
眷顧
右顧左眄
左顧右眄
四顧
愛顧
顧視
贔顧
見顧
顧愷之
右顧
反顧
...