“顧愷之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがいし66.7%
こうがいし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顧愷之こがいしであろうとも、呉道玄ごどうげんであろうとも、噛んで歯の立たないという限りはないが、こればかりは、つまり、知識の鍵が全く失われているから、見当のつけようがないのです。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
画家顧愷之こがいしは、よく好んで甘蔗を食べたものだが、そんなをりにはいつも端つぽの方から始めて、本へ本へと噛むことにしてゐた。それを見てある人が不思議がつて訊いたことがあつた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
晋の顧愷之こうがいしの山になると、大分自然の趣きをそなえ、六朝(西紀四百年頃)には宋少文、謝赫などの名手が出て、山水画論も現われ、この辺で山水画の独立が基礎づけられたようだ。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)