顧愷之こがいし)” の例文
顧愷之こがいしであろうとも、呉道玄ごどうげんであろうとも、噛んで歯の立たないという限りはないが、こればかりは、つまり、知識の鍵が全く失われているから、見当のつけようがないのです。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
画家顧愷之こがいしは、よく好んで甘蔗を食べたものだが、そんなをりにはいつも端つぽの方から始めて、本へ本へと噛むことにしてゐた。それを見てある人が不思議がつて訊いたことがあつた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)