“ふりまは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振廻40.0%
揮𢌞20.0%
振舞20.0%
揮回20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方で家の爲といふのをたてにすれば、一方では個人主義しゆぎ振廻ふりまはす。軈がては親は子に對つて、不孝ふかうなるやくざ者とのゝしる、子は親に對つて、無慈悲じひかたりだとどく吐く。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それを引分ひきわけうとて拔劍きましたる途端とたんに、のチッバルトの我武者がむしゃめがけんいて駈付かけつけ、鬪戰たゝかひいどみ、白刃しらは揮𢌞ふりまはし、いたづらに虚空こくうをばりまするほど
棍棒ばうぎれのやうに揮𢌞ふりまはして、われ我手わがてこの腦天なうてんをばくだきゃせぬか? あれ/\! チッバルトの怨靈をんりゃうが、細刃ほそみられた返報へんぽうをしようとて、ロミオを追𢌞おひまはしてゐるのがゆるやうぢゃ! あ、あれ
俥夫くるまや鐵棒かなぼう振舞ふりまはすのを、はしつてたのである。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
されば大恩だいおん教主けうしゆ阿含あごん説法せつぱう志道軒しだうけん隆々りゆう/\木陰ぼくいん揮回ふりまはす、皆之みなこれこ〻の呼吸こきふ呑込のみこんでのうへはなしなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)