“腦天”の読み方と例文
新字:脳天
読み方割合
なうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ね、驚くでせう親分。あの打ち殺しても死にさうも無い、ノラリクラリとしたうなぎ野郎の與三郎が、腦天なうてんを石で割られてお茶の水の崖下がけしたに投り出されてゐるんだ」
「こりや若干錢いくらだね。」と訊ねた。聲が調子はづれて、腦天なうてんからでも出たやうに自分の耳に響いた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
棍棒ばうぎれのやうに揮𢌞ふりまはして、われ我手わがてこの腦天なうてんをばくだきゃせぬか? あれ/\! チッバルトの怨靈をんりゃうが、細刃ほそみられた返報へんぽうをしようとて、ロミオを追𢌞おひまはしてゐるのがゆるやうぢゃ! あ、あれ