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腦天
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なうてん
ふりがな文庫
“
腦天
(
なうてん
)” の例文
新字:
脳天
「ね、驚くでせう親分。あの打ち殺しても死にさうも無い、ノラリクラリとした
鰻
(
うなぎ
)
野郎の與三郎が、
腦天
(
なうてん
)
を石で割られてお茶の水の
崖下
(
がけした
)
に投り出されてゐるんだ」
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「こりや
若干錢
(
いくら
)
だね。」と訊ねた。聲が調子
外
(
はづ
)
れて、
腦天
(
なうてん
)
からでも出たやうに自分の耳に響いた。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
棍棒
(
ばうぎれ
)
のやうに
揮𢌞
(
ふりまは
)
して、
我
(
われ
)
と
我手
(
わがて
)
で
此
(
この
)
腦天
(
なうてん
)
をば
摧
(
くだ
)
きゃせぬか? あれ/\! チッバルトの
怨靈
(
をんりゃう
)
が、
細刃
(
ほそみ
)
で
斫
(
き
)
られた
返報
(
へんぽう
)
をしようとて、ロミオを
追𢌞
(
おひまは
)
してゐるのが
見
(
み
)
ゆるやうぢゃ! あ、あれ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「二階から落つこつて、
腦天
(
なうてん
)
を碎いた上、鐵の火箸を自分の
喉
(
のど
)
に突つ立てました。自分の手に握つて居るんだから、こいつはどう間違つても殺しぢやありません」
銭形平次捕物控:276 釣針の鯉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「最初の災難は今から三年前、前の座頭の、久米の仙八親分が、——これは綱渡りの名人でしたが——綱の眞上から落ちて、
腦天
(
なうてん
)
を打つて即座に死んでしまひました」
銭形平次捕物控:265 美しき鎌いたち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「下の
石材
(
いし
)
に
腦天
(
なうてん
)
を
潰
(
つぶ
)
されるのは有難くないぜ、親分の前だが」
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
腦
部首:⾁
13画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
“腦”で始まる語句
腦
腦裡
腦味噌
腦病
腦髓
腦充血
腦中
腦漿
腦症
腦蓋