“石材”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきざい62.5%
いし37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆゑにそのしかばねをいるゝところ棺槨くわんくわくには恒久的材料こうきうてきざいれうなる石材せきざいもちひた。もつとも棺槨くわんくわく最初さいしよ木材もくざいつくつたが、發達はつたつして石材せきざいとなつたのである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
それらは當時とうじ支那しなからわたつた石材せきざいせて、つくつたものとおもはれます。またこのうつくしい楕圓形だえんけいいし眞中まんなかに、あなのあるものなどもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「お気の毒なことに金之丞様が駆け付けて、いろいろ介抱なさいましたが、軒下に積んだ石材いしに頭を打ちなすって——」
雨露しのぐ軒はまだしも、堂やしろの縁の下、石材いしや、材木と一所にのたっている宿なし同然な身の上だで、御挨拶も手続も何も出来ねえですで、そこでもって直訴だでね、生命がけでねげえてえだな。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)