“ふるまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振舞51.6%
挙動41.1%
饗応2.1%
動作1.1%
1.1%
行動1.1%
行為1.1%
饗宴1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きわめて無法者にて、まさかりにて草をかまにて土を掘るなど、若き時は乱暴の振舞ふるまいのみ多かりし人なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「お膝元を怖れぬ振舞ふるまいじゃ。もし大きな頭があって、その指図とあらば、このままに置くは幕府の威信にかかわる」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そして日頃はらっていた色々の場合のおとらの挙動ふるまいが、ねちねちした調子でなじられるのであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いや、名にし負う倶利伽羅で、天にも地にもただ一人、三造がこの挙動ふるまいは、われわれ人間としては尋常事ただごとではない。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
左様なんでございます。御神輿様を総領事館へかつぎ込みますと、そこで一同へ御酒のお饗応ふるまいがあって後、奥様がお挨拶にお出ましになり御祝儀を下さる、それがまあ例なのでございます。
機密の魅惑 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
いつだったか、政宗は徳川家康に茶の饗応ふるまいを受けたことがあった。そのおり家康は湯を汲み出そうとして何心なく釜の蓋へ手をやった。蓋は火のように熱していた。あまりの熱さに家康は小児のように、
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
父様ととさま御帰りになった時はこうしてる者ぞと教えし御辞誼おじぎ仕様しようく覚えて、起居たちい動作ふるまいのしとやかさ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかれども秘密を行う者をして、人目を憚るふるまいを、見られたりと心着かしめんは妙ならず。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから、もう一つ申し上げたいのは、父のそうした行動ふるまいが始まった頃から、奇妙に母の態度が変って、荒々しくなってきたことです。ですから、一日中母の眼を避けて、父は紡車つむぎぐるま獅噛しがみついていたのでしたわ。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
まことの性質は霜夜の幽霊のように沈んで寂しいのかも知れないのに、行為ふるまいは極めて蓮葉はすはで、真夏のごときは「おお暑い。」と云うと我が家に限らぬ、他家よそでもぐるぐる帯を解く。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はずんだところで調布ちょうふあたりから料理を呼んでの饗宴ふるまいは、唯親類縁者まで、村方むらかた一同へは、婿は紋付で組内若くは親類の男に連れられ、軒別に手拭の一筋半紙の一帖も持って挨拶に廻るか、嫁は真白に塗って
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)