“ふるまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振舞53.5%
挙動39.6%
饗応2.0%
動作1.0%
行1.0%
行動1.0%
行為1.0%
饗宴1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見たまひし如く奇怪なる振舞(ふるまい)するゆゑ、狂女なりともいひ、また外の雛形娘と違ひて、人に肌見せねば、かたはにやといふもあり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この時十蔵室の入り口に立ちて、君らは早く逃げたまわずやというその声、その挙動(ふるまい)、その顔色、自己(みずから)は少しも恐れぬようなり。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いつだったか、政宗は徳川家康に茶の饗応(ふるまい)を受けたことがあった。そのおり家康は湯を汲み出そうとして何心なく釜の蓋へ手をやった。蓋は火のように熱していた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
父様(ととさま)御帰りになった時は斯(こう)して為(す)る者ぞと教えし御辞誼(おじぎ)の仕様(しよう)能(よ)く覚えて、起居(たちい)動作(ふるまい)のしとやかさ、能(よ)く仕付(しつけ)たと誉(ほめ)らるゝ日を待(まち)て居るに、何処(どこ)の竜宮(りゅうぐう)へ行かれて乙姫(おとひめ)の傍(そば)にでも居(お)らるゝ事ぞと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
予は謂(い)えらく、偶然人の秘密を見るは可(よ)し。然(しか)れども秘密を行う者をして、人目を憚る行(ふるまい)を、見られたりと心着かしめんは妙ならず。
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから、もう一つ申し上げたいのは、父のそうした行動(ふるまい)が始まった頃から、奇妙に母の態度が変って、荒々しくなってきたことです。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
真(まこと)の性質は霜夜の幽霊のように沈んで寂しいのかも知れないのに、行為(ふるまい)は極めて蓮葉(はすは)で、真夏のごときは「おお暑い。」と云うと我が家に限らぬ、他家(よそ)でもぐるぐる帯を解く。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はずんだところで調布(ちょうふ)あたりから料理を呼んでの饗宴(ふるまい)は、唯親類縁者まで、村方(むらかた)一同へは、婿は紋付で組内若くは親類の男に連れられ、軒別に手拭の一筋半紙の一帖も持って挨拶に廻るか
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)