大菩薩峠:03 壬生と島原の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
関白殿のお振舞につきましては、愚僧がお城へ上りまする前からそのような噂がないこともござりませなんだ。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夢は呼び交す:――黙子覚書―― (新字新仮名) / 蒲原有明(著)
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
手療法一則:(二月例会席上談話) (旧字旧仮名) / 荻野吟子(著)
釣り場へ行って、魚の餌に当たる振舞を、目印につけた鳥の羽の動くようすで眼にきくことを、鈎合わせの呼吸などを説いて聞かせた。そして私と並んで、糸を水の中層に流させたのである。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのために今日までにも大分失敗したこともあるけれども、失敗したからとて断じて事を廃する様な意気地のない振舞をしたことはない。何時でもいよいよ失敗すればいよいよ奮闘努力を続行する。
青年の元気で奮闘する我輩の一日 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
じぶんを逃がしてくれたお藤さんという女の振舞とその言葉である。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「お膝元を怖れぬ振舞じゃ。もし大きな頭があって、その指図とあらば、このままに置くは幕府の威信にかかわる」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いざ御主人忠作の前へ並べようとしてみるとその金が無いので、米友も色を変えてしまった、というわけで、思い当るのは昨晩の柳原へ出た奇怪な女の振舞であります。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先の夜『ミネルワ』にておん身が物語聞きしときのうれしさ、日頃木のはしなどのやうにおもひし美術諸生の仲間なりければ、人あなづりして不敵の振舞せしを、はしたなしとや見玉ひけむ。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)