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『沈黙の塔』
ふりがな文庫
『
沈黙の塔
(
ちんもくのとう
)
』
高い塔が夕の空に聳えている。 塔の上に集まっている鴉が、立ちそうにしてはまた止まる。そして啼き騒いでいる。 鴉の群れを離れて、鴉の振舞を憎んでいるのかと思われるように、鴎が二三羽、きれぎれの啼声をして、塔に近くなったり遠くなったりして飛んで …
著者
森鴎外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
負
(
まけ
)
画
(
えが
)
仏語
(
ふつご
)
病
(
や
)
頃日
(
このごろ
)
穿
(
うが
)
己
(
おれ
)
譫語
(
うわこと
)
斥
(
さ
)
血腥
(
ちなまぐさ
)
誰
(
たれ
)
肘
(
ひじ
)
聳
(
そび
)
耽読
(
たんどく
)
素食
(
そしょく
)
紊
(
みだ
)
符牒
(
ふちょう
)
窺
(
うかが
)
穿鑿
(
せんさく
)
癲癇
(
てんかん
)
疑懼
(
ぎく
)
被
(
かぶ
)
覗
(
のぞ
)
角
(
かく
)
狙
(
ねら
)
蹄
(
ひづめ
)
軋
(
きし
)
軟
(
やわらか
)
追躡
(
ついじょう
)
這入
(
はい
)
遵奉
(
じゅんぽう
)
酣
(
たけなわ
)
鍔
(
つば
)
頷
(
うなず
)
鴉
(
からす
)
鴎
(
かもめ
)
鼠色
(
ねずみいろ
)
嘘衝
(
うそつ
)
廃
(
すた
)
尽
(
つく
)
就中
(
なかんずく
)
尤
(
もっと
)
寓
(
ぐう
)
婆々
(
ばば
)
奴
(
やつ
)
夕
(
ゆうべ
)
復
(
かえ
)
啼
(
な
)
吹聴
(
ふいちょう
)
受売
(
うけうり
)
兎
(
と
)
俯向
(
うつむ
)
交叉
(
こうさ
)
交
(
まじ
)
椅子
(
いす
)
独逸
(
ドイツ
)
上辺
(
うわべ
)
為業
(
しわざ
)
流行
(
はや
)
汐
(
しお
)
死骸
(
しがい
)
此岸
(
しがん
)
椰子
(
やし
)
猜疑
(
さいぎ
)
暫
(
しばら
)
方嚮
(
ほうこう
)
掣
(
せい
)
挽
(
ひ
)
振舞
(
ふるまい
)
所謂
(
いわゆる
)
成道
(
じょうどう
)