“交叉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうさ79.2%
かうさ10.4%
あや2.1%
いれちが2.1%
くひちが2.1%
つがい2.1%
ユキアヒ2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サッと、紫電一閃しでんいっせん! どこから出したのか、幅の広い照空灯が、ぶっちがいに、大空の真中で、交叉こうさした。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
遁げつつ薄紫の肩掛で、まげびんおおいながら、曲る突当りの、欄干の交叉こうさする擬宝珠ぎぼしゅに立つ。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十字に交叉かうさしたみちを右に折れると、やがてわたしの選んだ旅店やどやの前に車夫は梶棒かぢぼうおろした。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
れいあかたすきうしろ交叉かうさしてそでみじかこきあげる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かかとは意識のない後ずさりを見せ、なにかを守るような姿勢で両の手を交叉あやに、じぶんの胸を抱きすくめた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豆絞まめしぼりの手拭を後より巻き、前に交叉いれちがはせ、その端を髷の後へ返して、突つ込む。
臥床の側には、二條の木を交叉くひちがはせて、其間に布を張り、これにをさな子一人寐せたり。
「まずこうだあァ——ッ」と凄い気合を、かけると同時に抜いた太刀で、のめらんばかりのすくい切り、若侍の股の交叉つがいを、ワングリ一刀にぶっ放した。——と云う手筈になるところを、飛び違った若侍は、
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かうした土台があつた為に、夏秋の交叉ユキアヒ祭りは、存外早く、固有・外来種が、融合を遂げたのであつた。
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
我々の古代には、かうした少女が一人、或はそれを中心とした数人の少女が、夏秋交叉ユキアヒの時期を、邑落離れた棚の上に隔離せられて、新に、海或は海に通ずる川から、来り臨む若神の為に、機を織つてゐたのであつた。
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)