“上辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:上邊
読み方割合
うわべ73.3%
うはべ13.3%
ウハベ6.7%
じょうへん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上辺(うわべ)はさも楽し相に、木馬と一緒に首をふり、楽隊の調子に合せて足を踏み、「風と波とに送られて……」と、しばし浮世の波風を、忘れ果てた様(さま)である。
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
自分は伯林(ベルリン)の garçon(ガルソン) logis(ロジイ) の寐られない夜なかに、幾度も此苦痛を嘗(な)めた。さういふ時は自分の生れてから今までした事が、上辺(うはべ)の徒(いたづ)ら事(ごと)のやうに思はれる。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
上辺(ウハベ)は、難渋な作物ばかり作つたらうと思はれる定家・家隆なども、家集の拾遺愚草其他や、壬二集を見ると、生れ替つた様な——悪い意味ながら——自由さが見られる。
ふたりは一生けんめいに、上辺(じょうへん)のなわを切りはなした。帆は風にまかせて半空(はんくう)にひるがえった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)