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古蓑
ふりがな文庫
“古蓑”の読み方と例文
読み方
割合
ふるみの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるみの
(逆引き)
横手の
衝立
(
ついたて
)
が
稲塚
(
いなづか
)
で、火鉢の
茶釜
(
ちゃがま
)
は竹の子笠、と見ると
暖麺
(
ぬくめん
)
蚯蚓
(
みみず
)
のごとし。
惟
(
おもんみ
)
れば
嘴
(
くちばし
)
の
尖
(
とが
)
った白面の
狐
(
コンコン
)
が、
古蓑
(
ふるみの
)
を
裲襠
(
うちかけ
)
で、尻尾の
褄
(
つま
)
を取って
顕
(
あらわ
)
れそう。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
左の方の柱には古笠と
古蓑
(
ふるみの
)
とが掛けてあつて、右の方の
暖炉
(
だんろ
)
の上には写真板の手紙の額が黒くなつて居る。北側の
間半
(
けんはん
)
の壁には坊さんの書いた
寒山
(
かんざん
)
の詩の小幅が掛つて居るが極めて渋い字である。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
譬
(
たと
)
ひ今は世に亡き人にもせよ、正に自分の恋人であればだけれども、
可怪
(
おかし
)
、
枯野
(
かれの
)
の妖魔が
振舞
(
ふるまい
)
、我とともに死なんといふもの、恐らく
案山子
(
かかし
)
を
剥
(
は
)
いだ
古蓑
(
ふるみの
)
の
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
古蓑(ふるみの)の例文をもっと
(4作品)
見る
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
蓑
漢検準1級
部首:⾋
13画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代
“古蓑”のふりがなが多い著者
正岡子規
泉鏡花