“間半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんはん75.0%
げんはん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ひどいうじだなア。』と、一ばんちかつた某家ぼうけ武士ぶしそばからでも、死體したいまではまだ一間半けんはんばかりの距離きよりがあつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
このたびのは、一昨日をとゝひあさからかゝつた仕事しごとで、ハヤそのなかばいた。たけ間半けんはん小口こぐちじやくまはり四角しかくくすのき眞二まつぷたつにらうとするので、與吉よきちは十七の小腕こうでだけれども、このわざにはけてた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
自分も釣の往復ゆきかえりに立寄って顔馴染かおなじみになっていたので、岡釣おかづりに用いる竿の継竿つぎざおとはいえ三間半げんはんもあって長いのをその度〻たびたびに携えて往復するのは好ましくないから
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)