“度〻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たびたび75.0%
たび/\25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後は上流に巨材などはありませんから、水は度〻たびたび出ても大したこともなく、出るのが早い代りに退くのも早くて、じき翌日あくるひは何の事もなくなるのです。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分も釣の往復ゆきかえりに立寄って顔馴染かおなじみになっていたので、岡釣おかづりに用いる竿の継竿つぎざおとはいえ三間半げんはんもあって長いのをその度〻たびたびに携えて往復するのは好ましくないから
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
我欲がよく目當めあてがあきらかにえねばわらひかけたくちもとまでむすんでせる現金げんきん樣子やうすまで、度〻たび/\經驗けいけん大方おほかた會得えとくのつきて、此家このやにあらんとにはかねづかひ奇麗きれいそんをかけず
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れでも鐵道てつだうかよふやうにりましたら度〻たび/\御出おいであそばしてくださりませうか、そうならばうれしけれどゝふ、れとてもきたくてゆく故郷ふるさとでなければ、此處こゝられるものならかへるではなく
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)