“度胆”のいろいろな読み方と例文
旧字:度膽
読み方割合
どぎも98.2%
どきも1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はのっけから私の度胆どぎもを抜きつづけであったが、とうとう、私の最も恐れていた絶体絶命の質問を平気であびせかけてしまった。
秘密 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
ぼくは一瞬いっしゅん度胆どぎもかれましたが、こんな景色とて、これが、あの背広を失った晩に見たらどんなにつまらなく見えたでしょうか。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
いや、僕ではない、近所の青年が度胆どきもを抜かれよった。
しゃもじ(杓子) (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)