“顔馴染”のいろいろな読み方と例文
旧字:顏馴染
読み方割合
かおなじみ78.0%
かほなじみ12.0%
かおなじ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坊ちゃん政——それは私にいつの間にか付けられたとおだった。もちろんかねて顔馴染かおなじみの二刑事が覚えているのもせんないことだろう。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つぎゆふべ道子みちこはいつよりもすこ早目はやめかせ吾妻橋あづまばしくと、毎夜まいよ顔馴染かほなじみに、こゝろやすくなつてゐる仲間なかま女達をんなたち一人ひとり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
客もまだないひるまえの横丁よこちょうの一酒館。まいど武松には顔馴染かおなじみの飲み屋らしい。あっさりしたさかな二、三品に、酒だけは、たっぷり取っておいてから
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)