“吾妻橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あづまばし59.6%
あずまばし40.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎゆふべ道子みちこはいつよりもすこ早目はやめかせ吾妻橋あづまばしくと、毎夜まいよ顔馴染かほなじみに、こゝろやすくなつてゐる仲間なかま女達をんなたち一人ひとり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
言問ことといまで行くつもりであったが隅田川の水の臭気にあきたので吾妻橋あづまばしから上がって地下鉄で銀座まで出てニューグランドでお茶をのんだ。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
雷門に向って右が吾妻橋あずまばし、橋と門との間が花川戸、花川戸を通り抜けるとやま宿しゅくで、それから山谷さんや、例の山谷堀のある所です。
吾妻橋あずまばしの上を渡りかかると、さっきから後を付けて来たらしい一人の男が、ふいに駈けて来てうしろからお光を突き飛ばした。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)