“吾妻村”の読み方と例文
読み方割合
あずまむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姉夫婦とその娘とは木曾福島きそふくしまから、おじたちはとなり村の吾妻村あずまむらからというふうに、親戚しんせきや古い知り人は郷里の神坂村みさかむらへと集まって来ていました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
痛くて痛くてたまらぬ時、十四、五年前に見た吾妻村あずまむらあたりの植木屋の石竹畠せきちくばたけを思ひ出して見た。(五月十七日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その帰参のかなうまで、当時妻籠の方に家を借りて、そこから吾妻村あずまむら小学校へ教えにかよっているというのも弓夫だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)