“けんはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間半60.0%
嶮阪20.0%
險坂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このたびのは、一昨日をとゝひあさからかゝつた仕事しごとで、ハヤそのなかばいた。たけ間半けんはん小口こぐちじやくまはり四角しかくくすのき眞二まつぷたつにらうとするので、與吉よきちは十七の小腕こうでだけれども、このわざにはけてた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
到底とうてい一寸ちょっと吾々が想像のつかぬ程の四辺あたりの光景に、いたく異様の感を催して、やがてかの東北有数の嶮阪けんはんなる○○峠を越えて、その日の夕暮近く、かね期定きていされたる
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
直し今は行人安樂なりといふ左れど尚ほ屈曲の險坂けんはん幾段なるや知らずいにしへの險阻おもふべきなり下り終らんとする所即ち西もちや村なりこゝは人家十餘軒ありて宿屋の前に女どもいでてお休みな/\と客を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)