“古文書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こもんじょ50.0%
こもんじよ33.3%
こぶんしよ11.1%
パピルス5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝国手は古文書こもんじょを写しなどした為に、早夕方になったのに驚き、今晩は大炊之助の家に厄介になるより他なくなった。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
尤も内田博士だつて、他人ひとが煙草をふかすのをまで嫌ふ筈はないが、研究室にはほかに掛替へのない大事な書物や古文書こもんじよやがどつさり備へてある。
村の古文書こぶんしよに小貝川の土手の出來たのは寶文七年だとあるから、低地ていちの水の乾きはじめたのも其頃からであらう。明治めいぢのはじめには七八町しか隔たらぬ坂井の村が、野篠のじので見えなかつた。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
一六七六年(ストラスブルグ)版のプリニウス「万有史ナトウラリス・ヒストリア」の三十冊と、古代百科辞典の対として「ライデン古文書パピルス」が、まず法水に嘆声を発せしめた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)