“古文真宝”のいろいろな読み方と例文
旧字:古文眞寶
読み方割合
こぶんしんぽう80.0%
くそまじめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は古文真宝こぶんしんぽうな顔をして、物々しく考え事をするといった、重っ苦しいことは大嫌いなたちの人間だったのです。
十三歳のころ、父吉左衛門について『古文真宝こぶんしんぽう』の句読を受けた。当時の半蔵はまだそれほど勉強する心があるでもなく、ただ父のそばにいて習字をしたり写本をしたりしたに過ぎない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
銭形の平次は、およそ古文真宝くそまじめな顔をして、若い二人の女性に相対しました。捕物の名人と言われている癖に、滅多に人を縛らないから、一名縮尻しくじり平次ともいう、読者諸君にはお馴染の人物です。