“縮尻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しくじり51.0%
しくじ43.0%
しゆくじり3.0%
しくじっ1.0%
しくじる1.0%
しゆくじ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「相手はあせり出したよ、あせると一つずつ縮尻しくじりを重ねて証拠を撒き散らして行くから、見て居るがよい、もう尻尾を掴むばかりだ」
ひょんな事から、元は家来で、今は兄貴分の弁公が、親分を縮尻しくじると、彼ばかり、もとの土地に居残っているわけにも行かなかった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「又何か縮尻しゆくじりをやつたのか、仕樣の無い男だ——まア宜い、奉行所の方は、鎌鼬かまいたちにして置かう」
「眼端の鋭いお前さんが、酷い目に逢ったとは面白いね。何を一体縮尻しくじったんだえ?」
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「じゃあお前は縮尻しくじるぜ」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「無駄を言はずに要心しろ、此處へ追ひ込めば袋の鼠だ。手前か俺が縮尻しゆくじらなきア、逃げられる場所ぢやねえ」