“大縮尻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほしくじり58.3%
おおしくじり41.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大縮尻おほしくじりよ、曲者を納戸に封じ込んだつもりで安心して居るうちに、納戸の格子を二本叩き斬つて飛出してしまつたのさ」
弟の仕事場から、切出しを持つて行つたのが大縮尻おほしくじりで、何にも知らない弟に罪をかぶせちや、見て居るわけに參りません。
「ちょっとお誘いすりゃアよかッたんですが、うっかりひとりでかたをつけたばっかりに、また大縮尻おおしくじりをやっちまいまして……」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ヘエ——、まことに、面目次第もございません。世間並にたかが継母の細工か何かだろうと思ったのが大縮尻おおしくじりの元で——」